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その日、電波系少女───もとい、羽山満月(ハヤマ ミヅキ)は憂鬱だった。
それは主に、学校ライフでだ。
満月の通う学校では、満月はある意味有名人。
そう、ある意味で。
満月は今世紀最大ではないかと、思うくらいの“天然”である。
眠気と戦いながらサンドイッチと間違えて、タオルを食べたり。
ワイシャツのボタンを毎回全てかけ間違えたり。
日曜日に学校に来たりと、もう色々おかしい。
しまいには不思議発言(ボーっとしているせい)をして、周りを驚かせている。
だからだんだんと皆から、
「電波ちゃん(笑)」
と呼ばれるようになってしまった。
うーん…心なしか、いつも呼ばれる時「(笑)」がついているような………。
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