さよならなんて聞きたくない

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今まで明るめの茶色だった髪を 黒に染め直し、 ピアスが5つずつ付いていた 両耳には透明のピアスが付いている。 ブレザーの下のカッターシャツは 第二ボタンまでキチンと閉め、 ネクタイを結んでいる。 「こうしたら珂耶ちゃんの  近くに居ていいんだよね??」 昨日、彼女に言われた通りの姿で 今日は登校した。 『じゃあ、どうしたらここに居ていい??』 『とりあえず、生徒手帳を読みなさい。  それを守れるならここに居ても  いいわよ』 だから、生徒手帳の通りにしてきた。 「ここに居てもいい??」 「まぁ、いいわよ」 「やったね!かやちゃん大好きだよ、」 「私は好きじゃないわ」 「じゃあ嫌い??」 「嫌いではないわよ、」 これの言葉だけで、 俺は生きていける気がするんだ、
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