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「‥‥‥‥‥‥‥ん~‥‥‥」
晩の悪夢の後味の悪さを噛みしめながら
恒例の下半身の違和感により
上体を起こす。
ここで個人的な弁解をひとつ。
大方の健康男子の寝起きに
意図せず起こる事象‥
俗に言う「朝○ち」だが、、
この場合
なにも、いかがわしい思考に付随した反応ではなく
膀胱の許容量が限りなく、あるいはおおむね満たされ、尚も排泄行為を実行しえない状況において生理的に起き上がってしまう‥‥‥‥のであるが、、
つまり、、
俺の下半身のアンテナと
膀胱からの号令に導かれ、
便所に向かう。
住み慣れた自宅だ、
寝ぼけ半分で
目を瞑ってでも辿り着ける。
そしてノブに手を掛け、中へ‥
ノックなんて手間は無用、
一人暮らしでは当然だ。
‥‥‥ガチャ‥‥‥‥キ-ー‥‥‥
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