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西暦2222年
かつてより宇宙工学の研究を推進してきたアメリカ合衆国大統領アレックス・ドミニクの呼び掛けのもとUN(国際連合)加盟国の各国の首脳が集まった大規模な会議が開かれた。
後に伝わる
「スペースコンタクト・ミーティング」
である。
20世紀代で宇宙に行く技術を確立させた人類
23世紀に入った今。一般人類でも容易に宇宙に住むことのできる準備ができたのだ。
ドミニクは合衆国大統領であると同時に国際連合最高評議長である。さらに彼自身宇宙工学に関する優秀な学者であり、彼がその「未知の採択」を推進するのはそれもあった。
無論、「未知の採択」であると同時に「自由への開拓」であるこの採択は実行に移されることとなった。
2245年
採択より20年経ちようやく移住が開始。
翌年2246年
人工建造要塞プリメーラ完成
さらに同様の要塞や移住建造物が次々と完成。
人々はそれを
「ナスク」と呼ぶようになる。
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