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「唯ちゃんどうしー」
ボスッ!
唯ちゃんにどうして俺を連れてきたのか理由を聞こうとした瞬間ベットに押し倒されていた。
すぐ真上にある唯ちゃんの顔に更に頭が混乱する。
な、ななななな…!
「ーー質問の答え、話してませんでしたね。僕、先輩が好きだから話してみたいって思ったんです」
そう口元に笑みを浮かべたまま言う唯ちゃんは余裕たっぷりで。
対称的に俺は唯ちゃんの言葉に涙が出る程嬉しくて、グスグス泣き出してしまったもんだからもうアホすぎる。
「っぉ、俺も..唯ちゃんのこと...す、っ好きだ..ぐすっ」
「…可愛い」
唯ちゃんがポツリと呟く。
可愛いのは唯ちゃんだと言おうと口を開こうとした瞬間ーー
「んぅ…っ」
唇で塞がれた。
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