愛なんです、愛なんです、気づいたんです。

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『こことここ、』 「どれどれ、あ、お前そここの間やったばっかだろぉ?」 『えーだってわかんない…』 「sinθが2分の1だからこの三角形にこうして、Xの2乗だから√つけて…」 ご飯終わって すぐに残りの課題。 勉強となると 真剣でスッカリ先生 やっぱり間近でみると 一重でもかっこいいんだよ それにいつもはみんなの前で 授業してるけど この時間は俺だけみてくれる …あれ、なんで俺今 ちょっと嬉しいって 思っちゃったんだろ。 むにっ 「こら、聞いてんの」 『こひゃまいひゃい…、わかひまひた…。』 「はい、ここ解いて」 小山のおかげで 課題が全部すんだ えらいえらいって 頭撫でてくれて 子供じゃないの、って 手を払ったら まだ子供ですぅーって いつもの小山になって ぎゅうぎゅう抱きついてきた 『小山くるし…』 「ああごめんごめん、もう遅いし、そろそろ寝る?」 『うん、そうする…』 「じゃあおやすみ」 今日の抱き枕は熊にしとけー、って 長細い熊のぬいぐるみを放り投げて自分の部屋に行こうとする くいっ…、 「っと、どした?」 ほんとに俺、どうしたんだろ… 今すごくヤダって思った… 『今日の抱き枕小山…』 「くくく…、俺?いいよ。おいで」 また上司に怒られんなーとか笑いながら ベッドに入る俺の隣に もぞもぞ入ってきた ぎゅ… 「どーしたの、素直すぎて慶ちゃんびっくり」 俺もわかんない… ただこうしたかっただけ 「まっすー、」 『んー…』 「おやすみ」 ちゅ、 『っ…!?//』 おでこにキスされて びっくりして顔あげたら 小山は俺をぎゅってして 目を閉じていた ねぇ、なんで… 胸がね、張り裂けそう ドキドキ、ドキドキって こんなの、初めてだよ ―――…病気かな…? 結局自分じゃわかんないまま 小山の胸に顔を埋めた。 end ますたん、鈍感❤ 恋に関しては 気づかなさそーですよね それ恋の病ですー❤ 誰か教えてあげて(笑)
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