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「…予想通りだわ…」
理南の一言でリリスも顔を引き締め、麻遊へと視線を移した。
すると十夜と隆星が追跡していた男と落ち合っていた。
「おぉーここまで上手く物事が運ぶとおもしろーいっ!」
「え、リリスそこ喜ぶところ?」
ケラケラと笑うリリスに小さく溜め息を吐いていると、理南の隣に誰かが座った。
理南が隣を向いた瞬間、話し出す男。
「いやぁー君ら、めちゃ綺麗じゃん!一緒に飲まない?」
「はあ?」
「ココヘ入って来た時から声掛けようと思ってタイミング狙ってたんだぁー」
畳み掛ける様に話す男に気を取られてハッとし、麻遊を探すと、奥の個別の部屋へ移動している所だった。
「うそぉ…」
リリスも移動する麻遊にポカンと口を開いていた。
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