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~内容~
快活なポニーテールのスポーツ少女ミナコ、信二に告白する。
「わたし、ずっと前から信二さんのこと……」
「えっと。困るっていうか」
「どうしてですか」
そこへ第二の少女があらわれる。
神秘的な黒髪ロングのサユリである。
「何してるの? 私の信二さんに」
ふたりの少女はひとりの眉目秀麗な男の前でみつめあった。
「信二さんが好きなのはミナコのほうですよっ。
サユリちゃんにはキシモトさんがいるじゃないですかっ。
ミナコの信二さんとらないでください」
気の強いミナコは信二に抱きついた。
信二は、急沸騰して飛び上がった。
サユリは鬼気を孕んだ表情で迫った。
「信二さんを放して……
私の居場所は信二さんのもとなの」
信二は困ったような表情をしている。
「ミナコ、サユリちゃん!
お願いだ、僕のためにふたりとも争わないで!」
そこへ第三のアイドル系美少女・レオナが現れる。
「だめだよ、ミナコちゃん、サユリちゃん。
ふたりとも同じ男の人をめぐってけんかしちゃあ」
レオナはすすっと信二のあごを指でなぞるようにさわった。
「信二さんが好きなのは私なんだから」
「な。なー!」
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