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出会い そして 異能力
~~~~~家の中~~~~~
窓の外から人の声がする
愛
「お休みなのに五月蝿いなぁもう少し寝かしてよ」
言いながら布団に潜る愛。
だが突然バッと布団を剥がされ
眩しい光が急に差し込んだ
こんなことする奴は一人しかいない
愛
「眩しっ 何すんの兄貴!」
黒羇 憐(クロキ レン)
私の兄貴だ。
憐
「何すんの?!じゃねぇだろ?! さっきから友達が外で呼んでるぞ」
愛
「えっ?」
窓を開け外を見るとそこには紗耶香がこちらを見て叫んでいた
蒼波 紗耶香 (アオナミ サヤカ)
私の幼なじみだ
紗耶香
「まなー 今日学校だよ早く起きて行かないと遅刻しちゃうよ」
愛(マナ)
は私の名前
愛
「えっ嘘!?」
急いで携帯を手に取り
開いた…日付は9月24日 (月)
神は時に残酷な事をする
愛
「ヤバっ」
急いでベッドから降り
壁に架かっている制服を取ってから紗耶香に声をかけた
愛
「紗耶香 先に行ってて後で追い掛けるから」
紗耶香
「うん 分かった」
返事を貰った私は
愛
「いつまで私の部屋にいんだ 着替えるって言ってるだろ!!」
と兄貴を追い出した
着替え終えた私は自分の部屋を出て階段を下り朝ごはんを食べずに
玄関を出て走り出した。
~~~~登校中~~~~
学校までは歩いて20分くらい
走ればすぐだ。
………RAN………
もう8分くらい走った
もう半分は走ってるはずだが…紗耶香に追いつかない
そんな事を思っていた矢先事だった
~~~~路地裏~~~~
紗耶香
「やめてくださいっ!!」
路地裏から紗耶香の声。
しかも声が震えている
愛
「紗耶香!?」
私は慌てて辺りを見渡し紗耶香を探した
だが紗耶香の方が先に私を見つけ
紗耶香
「あっ 愛!!助けて!」
紗耶香が見知らぬ男達
(6人)を振り払い駆け寄ってきた。
私は当然の疑問を紗耶香に問い掛ける
愛
「何こいつら?」
紗耶香
「わ…わかんないよ」
紗耶香はすでに泣いていて今にも崩れ落ちそうだった
私は紗耶香を傷つけた男達に
愛
「私の友達に何をした!?」
すると男の1人が
男
「おぉ これはまた気の強い女の子がきたなぁ」
男
「まぁ俺は好きだけどな」
けらけら笑ってる男達に向かい愛は
愛
「強いのは気だけじゃない!」
そう言うと武道で極めた自慢の蹴りを男にくらわした
男1人はよろけたが…
男
「何すんだ!!この女!!」
残り5人が一斉に殴りかかってきた
愛
「まずい!」
私は5人相手に勝てるはずもなく…
紗耶香を庇い目を閉じてしまった……
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