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「――― そこまでだ。小賢しいネズミ!ここから先に行くことは許されない」
ホワイトスーツの男が背後で不敵に嗤った。
引き金を引くことに躊躇を感じさせない。訓練された傭兵。
不意に、音も無く、中央の防弾鋼製の扉が開く。
30人ともつかないブラックスーツの傭兵が現れた。傭兵はブレインをぐるりと囲んで、22口径ピストルの銃口を向けた。
「――― 随分な歓迎だな」
ブレインは穏やかに微笑する。
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