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「―――これで、終わったと思うなよ!?」
ホワイトスーツの男が、懸命に立ち上がろうとするが、立ち上がれず、床に崩れ落ちる。
レオが、足と腕の腱を切った。命には別状ないが、動けないだろう。
「貴様らネズミ、―――殺してやる」
床に這い蹲ったまま、男は喚く。
「良く聞け―――、この本社には300人の傭兵がいる。これで終わりだと思ったら、大間違いだ」
俄かに、上階に上がる階段が騒がしくなる。
こちらの銃声に気づいたのだろう。
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