19.promise

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「―――構わないよ。私は、彼女を拘束するつもりはない」 ジョーンは、涼しい声で、言う。 「けれど、私も……、所詮は組織の駒」 かちゃり、とジョーンの手元で金属が擦れる。 「だから―――、君を逃すことは出来ない」 ジョーンは、ゆっくりとその左手を上げた。 その手に握られている41Magピストルの銃口が、ブレインを捉えた。 ―――41Magピストル 自動拳銃としては、最大の口径を誇るハンドキャノン。 ―――顔に似合わず重い銃を使うな。
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