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「――― 平気だ」
ブレインの溢れる赤の血は、止まらない。
―――けれど、
再び、ブレインは、455VEピストル構える。
自分の傷には目もくれず、前方の傭兵を、遠く、見据える。
出血で、視点が合わないことに気が付いていたが、手慣れた感覚が、ブレインを助けていた。
レオと共に、銃撃で傭兵を威嚇しながら、傭兵との間合を開いていく。
「―――階下だ……」
そのまま、傭兵との距離を離して、階下へ続く階段を目指す。
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