23.ray

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――― 怪盗G 孤児院で自分達を育ててくれたあの怪盗Gの声が、無線機から流れている。 「じいや……?」 瞬間、無線のチャンネルが合った。 はっきりと、良く透った声が―――届いた。 『遠隔操作でヘリを操作したが、今は説明している間がないのじゃ』 『――― 早く』 そこで、ぷつり、と無線が途絶える。 「―――レオ!!」 銃撃戦を続けているレオに向かって、ローズは、叫んだ。
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