24.bygone

6/14
前へ
/336ページ
次へ
『あの頃、お主達が、少し大きくなったら、話すつもりじゃった―――』 じいやの声が、目を閉じたブレインの闇に響いている。 ―――組織。 世界中から、高い能力を持った者を集めたのは、じいや、否、怪盗G自身であった。 純粋な志願者、両親を失った者、路頭に迷った者……、多くの子供達。 その中に在る秘めた可能性を見出し、じいやは、ひとつの組織を造っていた。 『人を殺さない、悪党からしか盗まない』 優秀な人材を集めて、怪盗団を組織していた。
/336ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10590人が本棚に入れています
本棚に追加