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ブオオン!
しばらく鳴り止んでいたエンジン音が、再び静かだった部屋を呑み込んだ。
またか・・・。そうつぶやいたオレはベッドからでて立ち上がり、その音の発信源へと向かった。
窓の前に立ち、そこから首都高速を猛スピードで走る車たちを眺める。
首都高速近くのマンションに入居して一週間、金はかかるが非常に交通の便が良く、最初は高かったが良い買い物をしたと周りに自慢していた。
でも今は逆。この騒音のせいで寝不足。朝まで止む気配がない。
引っ越そうにも、金もない。
('A`)「ま、いいや」
半ば諦めたようにドクオは呟き、100均で買った耳栓をはめ、ベッドに潜った。
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