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入学式が終って一週間授業も進みはじめ､それなりに忙しくなる
｢はぁ｣
｢どうした溜息なんかついて。幸せが逃げるぞ｣
｢だってねなにこれ｣
｢ん？なんだそれ？｣
昌浩が持っていた書類に目を通す
｢なんだ武道系の部活からの使用許可申請書だろ？｣
｢ちゃんと読め｣
｢は？｣
｢ほらここ｣
｢林昌浩レンタル予約並びに使用許可申請書｣
｢はぁ｣
｢確かにお前有段者だからな｣
｢だからっておかしいでしょ｣
｢そうだなっとこれにも目通しといてくれないか?｣
｢今年の一年生の役員割り振りね｣｢選抜から一人ずつってのは今年から？｣
｢らしいな｣
2年前は会長もしくは先生からの指名だったのだが今年は違うようだ
｢ふぅん｣
｢あっ阿部さん？｣
｢はい？｣
阿部さんってのは会計長ね
｢補佐役欲しい？｣
｢そうですね･･････一人もらえますか？｣
｢了解｣
阿部さんは結構な仕事を一人でこなしてるから補佐役付けとくべきだろうな
｢あっ私も欲しいってかあと二人とも私にまわしてよ｣
｢はいはい｣
｢これで割り振り終了ね｣
｢明日の放課後にここに集まって正式に割り振るから｣
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