出会いと別れの春・・・

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「おい、嫌がってんじゃん離してやれよ」 「アァ?だれだ?てめぇ」 「ゲスに名乗る名はない」 自分で言ってて有り得ない台詞だよなこれ 「んだとてめぇ」 男が殴り掛かろうとする 「やめとけって、お前じゃ勝てないよ?」 これでも武道全てで有段者なんだよ 「減らず口叩いてんじゃねぇ」 はぁ 「一応忠告したからな」 「ふぅこんなもんかな?」 だから忠告したんだけどなぁ? 伸びてる男はほっといて、と 「君大丈夫だった?」 とりあえず聞いてみる 相当怯えてたし 「・・・・・・!!え、あ、はい大丈夫です」 「とりあえずこの場所からはなれよっか?立てる?」 「はい」 そういって立ち上がる。この時初めて彼女の顔をしっかりと見た 凄く綺麗だ。でもどちらかというと綺麗よりも可愛いのほうがあってる気する 「あ、あの・・・?」 「へ?あっごめん。家まで送るよ」「え?いやそんなことまで。これ以上ご迷惑をおかけするわけには「いいの、それに今みたいなことがまたかるかもしれないよ?」 彼女は思案顔を作った 「すいませんがお願いします」 「じゃぁ行こうか?」 そういって歩き出す
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