出会いと始まり

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ガラガラ。 みんながオレを見る。 まぁ当たり前だが。 「神奈川県から来ました藤岡 斗真です。これからよろしくお願いします。」 オレはそんな無難なあいさつをした。 その瞬間                  「あ~っ! アンタは!」 奥の方に座っている女子生徒が大きな声でオレを指さしながら叫んだ。 「あっ、君は今朝の……」 なんと朝ぶつかった美少女と同じクラスではありませんか。 「なんだ知り合いか、じゃあ一ノ瀬の隣な!」 先生がそんなことを言う。 別に知り合いではないが、先生の言う通りその隣の席へ向かった。 改めて見るとやはりとても可愛い。 身長は女子の平均より少し小さいくらいだが 大きい目にパッチリとした二重 うすく、淡いピンク色をした唇 スラッとした鼻 きめ細かく白く透き通るような肌 肩まで伸びたセミロングで茶色ぎみの髪 タイプだった…… .
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