出会いと始まり

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まぁそういうオレもさすがに1人の昼飯は寂しいので一緒させてもらうことにした。 「そういえばとうちん! お前早々桜ちゃんにシカトされてたな!」 いきなり訳の分からない呼び名はスルーでよいのか? 「その桜ちゃんってのは誰なんだ?」 なんとなく心当たりはあるが、一応聞いてみた。 「お前知らないのか!? いいかよく覚えとけ! 一ノ瀬 桜ちゃんは学年、いや学校一の美少女と名高い俺の嫁だぁぁぁ!」 こいつの性格は掴めた。 それにしても朝の人桜ちゃんっていうのか。 まぁあんなにかわいいなら納得だな。 まぁでも性格はそんなに良くないのかな? シカトされたし。 けどこんなカス野郎に一ノ瀬さんはとられたくねぇな。 「おいカス野…じゃなくて拓郎、お前マジで狙ってんのか?」                  「狙ってるもなにも嫁だと言っているだろう。それに俺の名前は拓郎じゃねぇ。今この時をもって我が名はエクスカリバー・G・ドラゴンだぁぁぁぁぁぁ!」 こんな奴が転校最初の友人かと思うと泣きたくなってきた。 .
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