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「うっ…」
春のキャンプで投げ込みをしていた時の事。俺は肩に違和感を覚えた。
だがもう少し投げたくて俺は後5球くらいならと投げる事にした。
投げた次の瞬間―――「ぐっ…」
そのままあまりの痛さに肩を抑え、目の前が真っ白になってしまった。
「あれ?ここは…」
病院という事が独特の臭いと真っ白な壁紙ですぐにわかる。
「おや…気づきましたか。」
ほとんど髪がない老けたおっさんと目が合う。
「そのままでいいですから聞いてください。」
なんだ?
「……貴方はもうボールを投げる事が出来ません。プロ野球は…残念ながら…諦めて下さい。」
………………………えっ?
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