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「こ、黄巾賊だぁ!」
「逃げろ!荷物など良い!命を守るのが先だ!」
先程まで平穏だった村が一気に狂気に包まれる
黄巾の乱が起きてからというものの近隣の村々は黄巾賊の襲撃を受け略奪、虐殺されていた
「くっ・・・!」
そんな中一人の若者が黄巾賊の襲撃をかい潜るように逃げていた
劉備玄徳
それが彼の名である。
劉備は母に頼まれたものを買いに村までやってきた
その時黄巾賊の襲撃を受けた
「黄巾賊だけには気をつけて。」
「大丈夫、逃げ足だけは早いから。それじゃ行ってくるよ。」
母との会話を思い出し劉備は深く後悔した
劉備は人目に付かないような場所を選び黄巾賊の目に付かないようにしていたが
「見つけたぞ!」
「追え!追え!」
「見つかったか!」
劉備は今にも絡みそうになる足で逃げた
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