仕方ない始まり

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さて、 この物語は僕が語ることになるのだけれど。 まずは僕自身を紹介するところから始めようと思う。 青龍院 大賀 これが僕の名前。 青龍院家は、日本三大名家の一つ。 日本三大名家は、日本を牛耳る巨大勢力。 邪の、道で。 魔法で。 いつからか、存在の確信を余儀なくされた異端の法。 簡単に受けいられはしなかった。 けれど、けれども。 2000年12月25日、CRISISの日。 僕たちが世界の命運をかけた戦いで、見事に、無様に、しかし確かに、生存を手にすることが出来たのは、魔法のおかげなのだ。 もっと言うならば、その魔の法を用いる者たちの中でも、頂点に位置する、ある組織のおかげで。 シンフォニア 父さんと母さん、青龍院 大輝と青龍院 緋鞠が所属していた、神格化すらされている、組織である。
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