ハカナキ俺ノ天使。

最終章 永遠の天使。

そして、いろいろと落ち着いた後、私たちは結婚することを決めた。

昨日から、２人きり。

「ねぇ陸、私に何かしてほしいことはない？」

「俺は、お前が傍にいてくれるだけでいい。…………あ、一つだけ、してほしいことがあった」

「何？」

陸は、私の耳元で、こう囁いた。

「歌って？俺が小夜のために作った……あの歌を」

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