第一章 傷だらけの天使。

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恐る恐るリビングへと向かう。 「あがったか。まぁそこら辺に座れよ。」 とりあえず、おっきくて黒皮のソファに座ってみる。 …ワインを飲んでくつろいでる彼。 テレビを見ながら「ふっ」とか笑ったりして。 私がいること、あまり気にしてないのかな。 というか、なぜ何も聞かないの。 なぜ何も説明しないの。 私は胸が見えないようバスローブを握りながらただ男を見つめていた。
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