第一章 傷だらけの天使。

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「ただの気まぐれだ。捨て犬を拾うのと同じ。」 動物扱い? 「風呂に入れたのは、お前が汚れたままだと部屋が汚れるから。」 「あと、お前の事情なんて興味ない。」 気まぐれで助けて、さらに私に興味もないなんて。 そんな無責任なことしないでよ。 そのまま死なせてよ…。 私はこの想いを言葉に出来なくて、代わりに涙が一筋だけ流れていった。 「…でも、興味があることが一つだけある。」
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