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そして、ドアから入ってきた人物は……
40歳くらいで、中肉中背、無精ひげを生やした男だった。
にやにやと不気味な笑みを浮かべている。
「へへ、やっぱりいた。結城の娘さん」
「…………もしかして……たかはし……」
「へぇ、よく知ってるね?結城小夜ちゃん」
高橋は、土足のまま部屋へと上がり、私の方へと近づいてくる。
右手には、ナイフを持って……。
「君がいると、邪魔なんだよ。ただの火事ってことになってたのに、殺人だってばれちゃうじゃないか」
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