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「ってことは、やっぱり……やっぱりお前がお父さんとお母さんを殺したの?」
じりじりと近づいてくる高橋と距離を置くため、私は少しずつ後ずさりする。
でも、高橋はどんどん私のほうへと向かってくる。
「もちろん。結城には恨みを持ってるからね、復讐されて当然の男だよ」
私たちは、リビングへと入っていく。
「あなたこそ、捕まって当然の人間よ!陸のお母さんを殺したもの。なのに逆恨みなんて……きゃっ」
後ずさりしている私は、ソファにぶつかって体勢を崩してしまった。
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