第九章 狙われた天使。

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そして、体勢を崩した私に高橋は覆いかぶさり、ナイフを首もとに近づける。 興奮しているのか、激しい鼻息が顔にかかる。 「へえ、あの陸ってミュージシャン、あの女の娘なわけか。そんなことより、小夜ちゃん、ごめんね?こんなにカワイイからもったいないけど、消えてね?おじさんの邪魔だから」 「いや、止めて!助けて………………陸!!」 どうしよう。 殺される。 お願い。 助けて…………! .
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