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そして、高橋の腕を掴んだのは、ボディーガードの礼さんだった。
「ゲームオーバーね」
どうして?
なぜ、皆ここにいるの?
「どうして、お前らがここにいる!さっきお前たちがマンションから出ていったのを確認した……――」
「また戻ってきただけさ」
高橋を睨み付けながら、リビングへと入ってきたのは……陸だった。
「お前の行動くらい予想してた。小夜が生きていることを全国に伝えたのも、今日小夜を置いて外出したのも、すべてお前をおびき出すためだ」
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