第九章 狙われた天使。

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「んー、陸さんやみんな怒るかもしれないけど、これただのおもちゃ」 気まずそうに種明かしする奏さんに、皆はあきれながらも笑った。 「そんなことして、彼女に何かあったらどうするのよ」 「お前、後で説教だからな」 さっきまでの出来事が夢みたいに、皆で笑い合っている。 ……陸のお母さんや私の両親が戻ってくる訳ではないけれど…… 私の身に起こった恐ろしい事件は、無事幕を閉じた。 .
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