黒崎鏡の日常

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ある午後の昼下がり。風都には、いつも通り爽やかな風が吹いている。 翔太郎兄ちゃんとフィリップくん、亜樹ちゃんに照井さんが楽しく談笑しているが、あたしはその輪からはずれ、1人静かにマンガを読んでいた。 亜樹子:今日はやけに静かだね、鏡ちゃん 翔太郎:あぁ。アイツは小さい頃からマンガが好きなんだよ。少年マンガばっか読んでるせいであんな感じになっちまったけどな(笑 フィリップ:少年マンガ……実に興味深い… 照井:マンガというものは…読んだ事がないな 亜樹子:でも確かに竜くんは読まなさそうだもんね(笑 4人の笑い声が聞こえる中、今日はとても空気が穏やかだ。そんな事を思いながらパラパラとページをめくっていく。 鏡:……………………
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