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高校生になった私は、新しい環境に少し緊張していた。
仲の良い友達とは、見事にクラスが離れ、見知らぬ人ばかりの教室に足を踏み入れた。
黒板を見ると、学籍番号順に座るよう指示が書いてあった。
自分の席を見つけ、ふと横の男の子を目にした。
あっ、さっき女の子達に騒がれてた子だぁ!と心のなかで呟いた。
彼の名前は、羽山 涼。
女顔で綺麗なのに、クールで人を寄せ付けない―これが、私の羽山への第一印象だった。
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