ダウト!

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とある街の中心を走る電車の中。 人で埋まる車両の窓の外、街のライトが次々と通り過ぎる。 そんなことはお構いなしに、一心不乱に本を読む少年が1人。 読んでいるのはハードカバーの分厚い本である。 題名は… 『上手な人の騙し方』 電車が止まり、アナウンスと共にドアが開くと、少年は悠々と人混みをすり抜け、ホームへと降り立った。 彼は一体何者なのか。
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