0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
「まだ動いてもないのに、何を言う。」
つかさずツッコミを入れられる。
言うとおりですけれども。
「だって、体が動かないんだもん。」
びっくりするくらい体が言うことを聞かない。
心だけなら、すでに告白なんて終えているくらい先走っているのに。
「早くしないと、時間きちゃうよ。」
時計は17時を指そうとしている。
約束の時間。
朝、必死な思いで相手に伝えた時間。
思えば、あの瞬間ですでにあたしの気持ちなんてモロバレではないだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!