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有明は自分に少しブレーキをかけつつも
角度を変えて何度もキスをする。
瑞穂は有明の腕をギュッと掴んで
一生懸命それに答えようとする。
「…………ふっ…」
何度も降りかかってきた
有明のキスがやみ、
瑞穂は呼吸を整えたあと有明を抱き締める。
「ん―…瑞穂さん」
「はい…」
「覚えてる?
ここで瑞穂さんに告白したときのこと。」
有明も瑞穂を抱き締め返す。
「当たり前じゃないですか…。
ビックリしましたよ?ふふ…」
瑞穂が笑って答えれば
有明もついつい口もとが緩んでしまう。
静かで穏やかな図書室で二人きり。
たしか、あの時も同じだった…。
「……瑞穂さん」
「何ですか?」
、
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