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オレが何のつもりだと言わんばかりの目でウサちゃん(バカ)を睨むと同時に、クラス中がお~と声を漏らした。
「今の動きすげぇな、転校生」
「いや~、緊張した」
ウサ「初めて避けられたよ~」
オレ「毎回やってんのかよ!」
すかさずオレがツッコむとクラスメートの何人かが笑ってくれた。
さっきまでと違い何だか今は、何て言うかその、ほのぼのしてる感じだ。
成る程、さっきのは最初の掴みってやつか。
バカとか思ってごめんウサちゃん。
オレは教卓に立ち、皆を見る。
ウサ「じゃ、転校生君!自己紹介よろしく」
オレの言葉を待つように、クラスが静まる。
オレは昨夜ネットで調べた言葉を思い出す。
この自己紹介なら絶対外さないはず!!
オレは大きく息を吸い込んだ。
オレ「田舎から来ました朝比奈太郎です!ただの人間には興味無いです!この中に宇宙人!未来人!異世界人!超能力者がいたらオレのとこに来て下さい!以上です!!」
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