第一章 混沌の始まり

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暖かい日差しと、心地よい風が吹き、桜の花びらが舞う春。 都市を真似た街、『ヒズミ市』。 都市部はビルばかりだが、住宅街の方の丘には綺麗な桜の並樹道があった。 ヒズミ市の春のシンボルを歩いて行く学生達。 街一番の大きな学園、『羅染学園』に向かうためのただ一つの一本道で嘆く少女がいた。 ?「変わらない景色ね」 羅染学園高等部一年 『柑咲 ちる (かんざき ちる)』 幼い顔と典型的なロリ体型とツインテールの持ち主。 ちる「昔からずっと変わらない」 ?「景色がいつもと変わってたらちょっと異常でしょ?」 可憐な足取りで寄ってきたのは、ちると昔からの幼なじみ、 『天上 志織 (あまがみ しおり)』 志織「おはよう、ちる」
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