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高等部となったからといって、特別、周囲の人物が変わるわけではなかった。
中等部の時とクラスメートは変わるが、志織と同じクラスになれたから特に問題はない。
ちる「志織と一緒のクラスで良かったぁ。離れてたら泣いちゃってたよぉ。」
志織「小等部からずっと同じだよね。なんか繋がってたりして。」
ホームルームの鐘がなり、担任となる教師が入ってきた。
・・・なんか見慣れた顔だ。
教師「おっ、さすが高等部。入学式の日くらいはちゃんと待ってるな。」
羅染学園高等部一年1組担任
『神谷 父導 (かみや ふどう)』
中等部でも担任だった。まさか高等部でも担任になるとは、神谷先生とも因縁があるのか?
志織「また神谷先生だね。」
ちる「卒業まで担任でしょ?中等部から高等部もって計6年も付き合うことになるのぉ?」
クスクスと志織、私はふぅーと鼻でため息をした。
神谷「式は9時丁度に始まるから、10分前には準備するように。」
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