2人が本棚に入れています
本棚に追加
長い長い入学式は終わった。長かったが式の四分の三は理事長の話。
目は開いていても、脳は寝ていて話の内容はあまり覚えていない。
志織「今日はこれで終わりね。」
ちる「いやぁ、ほとんど寝てたよぉ。理事長の話長いってぇ。」
志織「じゃあ最後の当たりも聞いてない?」
ちる「眠りは浅かったからちらほらとは聞こえてはいたよぉ?」
聞こえてはいたが耳に入る程度だったので思い出せない。
志織「連続猟奇殺人事件だって。」
聞いたことはある。最近起こっている、殺人事件だ。一度に殺されるのは三、四人で、人の殺され方ではなく、人とは思えない殺し方らしい。
ちる「でも、その事件て隣の隣街じゃなかったっけ?」
志織「それがこの街に流れて来たんだって。でも、他の街も続いているんだよ。」
私は非常にこの連続猟奇殺人事件が気になった。
『異常な程に』、だ。
ちる「物騒な世の中だねぇ。」
志織「帰り道気をつけようね。」
最初のコメントを投稿しよう!