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盗賊「へへへ…怖がるこたぁねぇ。姉ちゃんが大人しくすればすぐに終わるさ。」
アリス「なんで私ばっかりこんな目に遭うのよー!?」
遡ること1時間前…
魔王に捧げる生け贄の乗る馬車。
アリスは捧げられる生け贄として乗せられていた。
アリス「うぅ…まさか私が生け贄になるとは…。」
アリスの村ではクジで生け贄が決まる。そして今回はアリスが選ばれた。
アリス「くじ運強い筈なのに…。」
ガタン。
突然止まる馬車。
アリス「運転手さん?もう着いたの?」
運転手「あぁ、着いたよ。我々盗賊のアジトにな!」
アリス「え、」
すると、周りの林から沢山の盗賊がでてきた。
で、今に至る。
盗賊「げへへ、いい女だぜ!」
盗賊「全くだ!へへ!」
アリス「う、うそ、いや、だ、誰か…助けて、」
盗賊「げひひ、こんなとこ誰も来ないぜ?」
?「いや、そんなことないですよ?」
盗賊「だ、誰だ!?」
盗賊が振り向くと一人の青年がいた。
青年「大勢で女の子を苛めるのは、感心しませんね。」
盗賊「あぁ?苛めてねぇよ、辱しめてるんだよ!」
アリス「なお、悪いわ!!」
青年「とにかく、その子を離してあげてください。」
盗賊「へ、誰が離すかよ!」
青年「そうですか…ならば…」青年は右耳のピアスをはずす。
青年?「お嬢さん!ちょっと耳と目、塞いでろ!見てもいいが地獄だぞ?」
アリスは青年?に従った。?の理由は青年の声と口調がかなりワイルドになったから。
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