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・・・・クラブの外。
外に出ると、顔に絆創膏を貼った、三船と矢野と飯塚の三人組が真鍋を待っていた。
いかにもガラの悪そうな、ギャング風な3人組だ。
三船は短めのパーマをかけており、やたらにデカイネックレスをしている。
矢野は酒を飲んでいるのか、顔は赤く長髪の金髪だ。
飯塚は真鍋にやられたのか、片腕にギブスをしている。
真鍋「なんだよ、話って?」
凄みながら話す真鍋。
三船「イヤ、この前はすみませんでした。」
ペコペコと頭を下げる三人。
真鍋「オメー、そんな事を言うために、わざわざ呼び出したのか?」
三船「あ、あの…とりあえずコレ。」
封筒を手渡す三船。
真鍋が封筒の中身を見ると何も入ってない。
真鍋は封筒を逆さまにして、三船に見せつけるよう人差し指と親指で摘んで、プラプラと揺らす。
真鍋「…どーゆー事だぁ?」
急にギラギラした目で三船を睨みつける真鍋。
三船「そー怒るなよ。」
低姿勢から、態度が豹変した三船達はガムを噛んで、ニヤニヤしている。
話しながら、メリケンサックを右手にはめる三船。
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