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「珠紀も美鶴みたいに料理がウマかったらなぁ~」
(………む)
悪気があるのかないのか分からないが真弘がそう呟き
「あぁ………ですね…」
(………むむ)
拓磨が相槌し
「……右に同じ」
(……むむむ)
と祐一が静かに呟いたのを聞き
「ちょっと!好き勝手な事ばかり言わないでくださいよ!!!」
近くにあった座布団を思い切り珠紀が真弘に投げつけ
「ぬぁ!何しやがんだ!拓磨あぁああ!!」
お返しと言わんばかりに 勢いよく拓磨に向かって投げつける真弘。
「ちょ………!何で俺なんですか!」
とまた拓磨が真弘にリバンし
「俺は女には手を出さない主義だからだ!!!」
と真弘が祐一に投げるも祐一をすり抜け
その後ろにいた遼にヒットし…
「ヤベッ!?」
「あぁあー!祐一!てめぇ何幻術使ってんだぁあ!」
「これも策の内だ。それより…早く逃げなくて良いのか?」
と祐一が発言するには遅く
「今日こそテメェーらの息の根を止めてやるよ!!」
遼がキレて2人に襲いかかる。
「あぁーあ…また始まったや…」
慎司が呟き
「ちょっと3人とも!暴れるなら外行きなさいよ!外に!!」
珠紀が怒鳴り
「何の騒ぎですか?!お…鬼崎さん!鴉取さん!狗谷さんも!落ち着いてください!!」
美鶴が止めようとするも
聞かず………
「3人共………?これ以上暴れる様であれば…覚悟は出来てますよね?」
卓の眼鏡がキラリと光り。
「すいませんでした!!!」
3人の悲鳴に似た謝罪が
夜空に響いた。
何も変わらない日常が
いつまでも続くと信じて………。
☆#1、END☆
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