窓辺の姫君~雪の降る日~

15/16
前へ
/25ページ
次へ
万郁里 「……やっ……やだっ…。 きゅうにどならないでよぉ………… 耳いたいでしょぉ…?」 卓斗 「もっ…申し訳御座いません。 お嬢様…」 万郁里 「……………本当に…… 本当に母サマはもうっ…」 卓斗 「……………はい。 ……最後の最後まで… お嬢様を想っておいででした」 万郁里 「母サマっ…母サマぁぁ……!! うっ………ふぇぇぇぇ! ふぇぇぇぇえええぇぇ!!」 (糸が切れたのか、 万郁里は大泣きしてしまう) 卓斗 「お嬢様………。 私は今日からお嬢様の執事です。 いつまでも……お仕えさせて下さい…」 万郁里 「たくとぉぉ! ふぇぇえぇええ! おかぁさぁぁあぁあんっ!!」
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加