a next arrive at!!!

3/26
123人が本棚に入れています
本棚に追加
/656ページ
そして俺は 勢いよくキッチンのドアを開く!!! バーン!!! 「虎ぁああああああっ!!!!」 って、うわぁああっ!!?? なんとテーブルの上には サラダ、スープ、ベーコンエッグ、トーストなどの 豪華な朝食が並べられていた。 すると、案の定ソファーにうつ伏せになっていた虎が ダルそうに顔を上げて俺に言う。 「あ~、紅。 起きたの~?」 「お、起きたも何も… この朝ごはん、あのエプロンの女の人が作ったの?」 「んあー、そゆこと。 お前、ちゃんとお礼言っとけよ~?」 「えっ……」 すると、キッチンに立っていた女の人は笑顔で俺に言う。 「さぁ、出来立てのうちに、貴方も召し上がれ~」 「……あ、ありがとうございます……」 ていうか、この女の人が『裸エプロン』じゃなければ、いたって普通の光景なのになぁ……… 俺は、小声で俺に言う。 「虎…なんで、あの人は『あんな格好』してるわけ…?」 すると、虎は一言。 「なんか、俺が頼んだら、すんなりやってくれた」 「へ、へぇ… そこまで虎のいうコトを聞いてくれるなんて… もしかしてあの人は、虎の彼女?」 「んなワケないだろ。 俺は彼女とか作らない主義なの、お前は知ってるはずだろーがよー」 「………」 ああ、やっぱりね…… 女の人は、笑顔で虎に言う。 「さぁ、虎ちゃんも起きて!! 朝ごはん食べよう? なんだったら、食べさせてあげようか?」 「ん~…二日酔いでキモチワルイ… 冷たい水が飲みたい…………」 「はいはい。 もう、仕方ないわねぇ。 紅くんが起きてくる前には、あんなに元気だったのにな~」 えっ……… 俺は、これ以上は深く考えることを辞めた。 それにしても… 初対面の女の人が、俺の名前を知ってるというのには若干の違和感があった。 まぁ、虎が教えたんだろうけど…。
/656ページ

最初のコメントを投稿しよう!