青山櫻子

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      「ほんとっ!? 助かるわっ!! ちょっといっぺんにコピーし過ぎちゃってね。運べきれなさそうなのよね。 他のめぼしい子には逃げられちゃって、どうしよう? って思ってたところだったのよ!」 僕の返事を聞くと花が咲いたような笑顔を見せる青山先生。 みんな逃げ出したと聞いて少しだけ後悔しました。 コピー室は今の位置からちょうど反対の端にあるのでしばらく歩きます。 その間に青山先生から質問攻めにあいました。 彼女はいるの? とか。 女の子の好みは? とか。 上と下の許容範囲は? とか。 めんどくさい質問ばかりでした。      
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