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しかし、練習が徐々に進むにつれ
体力のない1年生は、動きにキレが無くなっていく。
監督がそれに対し黙っているはずもなく
2、3年と、1年の練習を分けた。
2、3年は通常どおりの練習といった感じ。
1年にはボールを渡される。
中学に入って初めてボールを触った。小学校のものより少し大きい。
興奮のあまり、ボールを付いてしまう1年もちらほら
まぁ見事に監督に怒られる。
説明を受けてる時はちゃんと聞け!
1年に課せられた練習メニューは、壁ドリ。
…壁ドリ…?
なんだわけわからんとほうけてると、
つまり、壁でボールを付く、というもの。
右手100左手100、計200回。
やり始めは楽に出来るのだが、徐々につらくなっていく。
つらくない練習はないのだから、いちいち言い連ねる事はないと思うのだが
言わずにはいられないつらさ。
腕が次第に熱く、熱を持ってくるのだ。
終わったものから、腕立て伏せ、腹筋、背筋、
いわゆる筋トレ。
全部200回ずつ。
初日筋トレのみで終わったというぐらいだった。
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