屋上

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澄みきった空に赤々と夕日が燃えていて…キレイ。 地面を歩く人間は疎らで私にそれを促すようだ。 イメージするのは腰のあたりを打ち付けるようにするためくの字に体を曲げて落ちていく私。 柵に手をかけ何度もイメージするのだ。 私の体が地面で事切れる瞬間、悲鳴をあげる人間…………を。 私は咲くのだ。
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