10人が本棚に入れています
本棚に追加
土曜日になり、私は高倉君とデートをする。
(今日なんだよなデート)
わくわくしながら、約束の時間まで後一時間。
私は部屋でメイクや、首飾りは何にするか、髪型は楽にいくかそれとも決めるか。
そんなことばかり考えていると、集合の時間五分前になっていた。
自転車をとばして、駅に向かう。
駅に着くと、高倉君がベンチで寝ていた。
自転車置き場に自転車を置き、そーっと高倉君に近付く。
「スースー……」
高倉君の寝ている姿を見て、少しキュンとした。
「ん?」
いきなり目を覚まし、こっちを見ていかにも嬉しそうに近付いてくる。
「西宮さーん!可愛い可愛すぎるよ?俺死んじゃうかも」
「死なないでしょ」
「まぁ……」
最初のコメントを投稿しよう!