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「でさでさ!今日、遊園地に行けないんだ」
「何言ってるの?誘ったのはそっちじゃん!」
「ごめん。じゃぁせっかくだからうちにくる?」
高倉君は真面目な顔で私に恥じらいながらも言ってくれた。
「じゃ、少しだけ」
「ヤッター!」
「先に言っとくけど!少しだけだから!」
「じゃ、こっちこっち!」
「人の話聞いてるの?」
「えーっと聞いてたよ!少しだけでしょ。……じゃ、俺んちに出ぱーつ!」
スタスタ…
「高倉君自転車は?」
「ないよ。歩いて来た」
「えっ?近いの?」
「歩いて一時間ちょい。」
「あっじゃぁ待たせてごめんね。」
「ううん。別に良いけど……じゃ、俺の願い聞いてくれる?」
「内容による」
「2人乗りしよ?」
「無理ー!」
「良いじゃん!お願いします」
「……わかったよ。遠いんだもんね。なるべく人が居ないところに行ってね」
「了解!」
2人乗りしながら楽しく話した。
こうして私はよくわからないノリで、高倉君の家に行くことにになった。
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